Tommy Dorsey Orchestra : トミー・ドーシー楽団

トミー・ドーシー(英語:Tommy Dorsey、1905年11月19日 – 1956年11月26日)は、アメリカのジャズトロンボーン奏者。
ペンシルベニア州のシェナンドーにトーマス・フランシス・ドーシーJr.の4人兄弟の2番目の息子として生まれる。兄は、ミュージシャンのジミー。15歳の頃から、ジミーと共に活動を始める。1920年代はルディ・ヴァリー(sx)、ヴィンセント・ロペス(p)、そしてポール・ホワイトマン(vn)のバンドで活動している。
1934年にドーシー兄弟のオーケストラを結成。グレン・ミラーは1934年から1935年までこのバンドにいた。1935年からトミーは自身のバンドを持ち、活動を行う。彼のバンドの特徴は言わずもがなトロンボーンセクションにあり、結果、多くの記録も生まれてきた。

結成した年にヒット曲を生み、ビルボードチャートには計137回もヒットした。その中には彼のテーマソングである”I’m Getting Sentimental Over You”の他、”On the Sunny Side of the Street”、”T. D.’s Boogie Woogie”、”Well, Git ‘It”、”Opus One”、”Manhattan Serenade”などがある。

合計で17回シングルで1位を獲得、”I’ll Never Smile Again”は1940年に売上1位を12週連続、1943年には”In the Blue of Evening”でポップシングルチャート1位を3週連続達成した。

当時新人だったシナトラはこのバンドで学んで成長し、成功している。

大戦頃まで第一線を走り続けた彼のバンドは、大戦終結と共に音楽経済変化の余波で他バンド同様解散せざるを得なくなる。
1953年12月26日、再び兄弟のバンドを結成。1956年までこのバンドはTVなどにも出演した。
1956年、コネチカット州グリーンウッチにある自宅で大量の睡眠薬を飲み亡くなる。51歳没。兄のジミーも翌年、癌で亡くなっている。

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